「外国人使用がほとんど」電動スーツケース、公道走り初摘発 関係者は「懸念が現実に」
日本で電動スーツケースの販売を手掛ける関係者は、「国内での利用はまだ広がっておらず、外国人が外国製の電動スーツケースを持ち込むケースがほとんど」と状況を説明する。国内で販売する際は、公道で走ることが禁止されていることを明示し、注意喚起していたという。
電動スーツケースは、空港のロビーなどで使用するケースが多いが、公道で公然と使う外国人も少なくない。関係者は「こうした使い方を心配していた」と残念がった。
今回、摘発された留学生は、大阪市内の歩道で電動スーツケースを「乗り物と思わず」、無免許の状態で運転していた。この関係者は、「今回の摘発で、電動スーツケースの道交法上の区分も明確になった。今後も、注意して販売したい」と話している。