長嶋一茂、父・茂雄氏の最期 病室にきょうだい集まり「笑い声さえ…」「しんみりすること一切なかった」
元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が6日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に、
父・長嶋茂雄氏が亡くなってから初めて出演。ファンが記帳所に詰めかけた光景に感謝を述べ、
父親の最期の様子などを語った。
ファンが記帳所に詰めかけ、ミスターに感謝を述べているVTRを見た一茂は「改めて幸せだったと思います。
喜んでいるんじゃないでしょうか」と感謝した。
父として、野球人として「2つの視点で背中を見たり、生きざまを見たりしてきた」とも述べ、
父としての長嶋氏はどうだったか?と聞かれ「まさしく昭和の父と言ったら昭和の人に怒られるかもしれないが、
家庭を向かず、常に仕事場。昔はそれで良かったし。遠征もキャンプもあって家にいる機会は少なかった。
それでも一緒に暮らしていた時期もあったので感じるものはあった」と述べた。
父親の最期についても「きょうだいとも会って、病室に皆集まったけど、泣いているきょうだいいなくて、
笑い声さえ聞こえて」と振りかえった。「最期、病院でスタッフ、医療従事者の方たち、いろんな方にサポートされて、
最後3年は病院だったが、妹たちと話したのは、きれいな若い看護師さんがいた病院で、パパは幸せだよね、
こんなきれいな看護師さんに見送られてさって。妹が、今パパ笑ったねって。きれいな看護師さんが来ると笑うねって。
最期笑って見送る…。不謹慎かもしれないが、
家族としてお許しいただきたいが」と振り返り「涙ぐまれていた(ファンも)いらっしゃったが、
しんみりしてもオヤジは喜ばないから」と気丈に話した。
最後には「(父は)ネガティブな行動、絶対やらない方。常にポジティブ、
24時間100%ポジティブで駆け抜けていった」といい「病室で、きょうだいみんな、それをくみ取って。
看護師さん、泣いている方いらっしゃったが我々はまったくしんみりすること一切無かった。
天国に行ってもそういう雰囲気、影響与え続ける方だと思う」と話していた。
いつまでもミスタープロ野球だったんですね。向こうに行っても野球をして楽しんでください