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保育園の送迎バスマニュアル、1人運行想定せず 福岡5歳児死亡

福岡県中間市の双葉保育園で送迎バス内に取り残された園児の倉掛冬生(とうま)ちゃん(5)が熱中症で死亡した
事件で、園にはバスの運行マニュアルがあったが、園長1人での運行を想定していないことが、園関係者や市への取材で
判明した。マニュアルには園児が降車する際に人数確認すると記載されており、押収した県警が園の安全体制に問題が
なかったか調べている。
 事件は7月29日に発生。冬生ちゃんは朝の登園時に乗ったバスに取り残され、夕方に発見されるまで約9時間にわたって
車内に放置されたとみられる。県警が8月5日にした再現実験では車内の温度が午前11時ごろに40度を超え、その後、
最高で50度超にまで上がったことが捜査関係者への取材で判明した。
 園関係者によると、園は約10年前に送迎バスの運行手順などを定めたA4判のマニュアルを作成。送りと迎えの2種類が
あり、迎えの降車の際には園児の人数を確認してから降車すると規定していたという。
 しかし、今回の事件では降車時に出欠確認や点呼を怠り、冬生ちゃんがいないことに気づかなかった。また、園長は
少なくとも1年半前からバスを1人で運行していたが、マニュアルには1人運行についての記載がなく、改定も
していなかったという。ここ数年は新しく採用された職員に紙を配布せず、口頭で伝えるのみで、マニュアルの存在を
知らない職員もいた。
 一方、県内の保育施設を対象に送迎バスの運行実態を調査している県は11日、結果を踏まえ、安全管理のガイドラインを策定する方針を県議会に説明した。
保育園だけでなく放課後デイサービスや児童発達支援施設も一人での運行をしていたなら皆さんのお子さんも危ないですね

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